弱視児童・生徒へのパソコン指導の基本

視覚障がい者はパソコンを使えるのか?という質問があってWindowsの設定やソフトを使うことで使いやすい環境にできるというお話を以前書きました。

PC-Talker

そのような環境を作った上で、パソコンの利用にはどのような指導が必要なのか?

これもよくある質問です。

これには2つのことをお答えしています。
・タッチタイピングの習得
・ショートカットキーの学習
です。

タッチタイピングは視覚障がい者に限らず情報学習の基本だと思っています。

そしてショートカットキーの学習は本当に重要です。

というのも、全盲の場合はもちろん、弱視の人にとってもマウスを使うことってストレスが多いのですよね。

マウスを使った経験のある人はわかると思いますが、マウスカーソルってどこに行ったのかわからない場合がありますよね。あと、クリックしようと思ったのと別のところをクリックしたりとか。ストレスが溜まるんですよ。見えづらさのある弱視の方ならなおさら。

ICT活用がストレスになることは最も避けることだと思っていますので、ショートカットキーの学習はとても大切です。

問題は指導者側がショートカットキーを覚えているか、使っているかです。指導者側も意識して使っていかないと覚えられません。

Windowsにおけるショートカットキー

筆者は基本はMacユーザーなのでMacとWindowsのショートカットキーがたまに頭の中で混乱します(笑)