キーボードの「キー」あれこれ 2

使うようで使わない、使わないようで使う
そんな「キー」のお話。

 

今回は「CapsLock」
キャプスロック・キャップスロック はたまたCapital Lock(キャピタルロック)と呼ぶ。
これはキーを押すことでアルファベットの大文字と小文字を切り替える機能を持つ。
使うにはShiftキーと同時に押すことで常時大文字の状態となる。
しかし、CapsLockが有効の場合に、Shiftを押してキーを入力すると…
 t HIS IS A PEN. とShiftを押しながら入力した部分は小文字になるので注意したい。

 

単純に大文字を入力するだけならShiftキーを押しながらキーを入力すれば良いが
一部プログラミング言語などでは、大文字が正しい書き方としているものがあるので
一概に「要らない」とは言えない。

 

 

そもそもCapsLockは、タイプライター時代のなごりと言われており
当時のタイプライターには大文字と小文字を切り替えるキーがあった。(この大文字に切り替えるキーがCapsLockの原型なのではとされている。)
次第に小文字に切り替えるキーが無くなり、押しながら大文字に切り替えるShiftキーが登場する。
ただ、タイプライターのキーは非常に重たく、押しながらという動作に労力が必要であったため
CapsLockは残り続けたという。

現代ではキー自体が軽量になったため、あまり使うことがなくなってしまった。
そのためかキー自体も小さめになっていたり、そもそもCapsLockの無いキーボードが販売されている。

余談になるが英語圏では、すべて大文字のことをオールキャップスと呼び
テキスト上でこれをすると「叫んでいる」ような印象になる。
また強調する際にもオールキャップスを使用するが、これを多用すると「読み難く」なる。
にほんごでいうならすべてひらがなでかかれているようなものだ。

キーのあれこれ、今回はこの辺で。