LANケーブルのあれこれ

世の中無線無線といいつつも、ネットワークを構築するにはLANケーブルを要する。
LANケーブルが無ければWi-Fiだって光る箱
ノートパソコンでないのなら、パソコンにもLANは要る。
今のところはね。

 

さて、そんなLANケーブルだがiPhoneよろしく見た目は同じでも性能が違うということをご存じだろうか?
平たい物・細い物はたまた金属製、用途によってケーブル自体も見た目を変える事はあるが
今回は中身のお話。

LANケーブルには「カテゴリ(=CAT)」というものがある。
現在カテゴリは5から8まであり、その違いは通信速度にある。
CAT5 ・・・ 100Mbps
CAT5e  ・・・ 1Gbps
CAT6 ・・・ 1Gbps
CAT6A  ・・・ 10Gbps
CAT7 ・・・ 10Gbps
CAT7A  ・・・ 10Gbps
CAT8 ・・・ 40Gbps

ただ、一般家庭での光回線は最大1Gbpsとなっているので
CAT8ともなるとオーバースペックなのは否めない。
速度が速いに越したことはないが、自宅で使うのならCAT5eからCAT6Aくらいがちょうど良いだろう。

また、「CAT6 NIPPON SEISEN…」というようにケーブルに印字があり、そこにカテゴリ名も記載されているので見分けることができる。
もし興味があれば使っているケーブルを見てみると良いかもしれない。

ちなみに、ノイズ対策にシールドと呼ばれる加工の施されたLANがある。
LANケーブルは電磁波(電子レンジ等)の影響を受けることがあり、最悪通信障害が発生する。
これに対策したものがシールド処理されたケーブルなのだ。
主に業務用となっており、工場や大型のオフィスで使われることが多い。
なおシールド処理されたケーブルを使用する場合、しっかりとアース処理をしないと、シールド内にノイズ(電気)を溜め込んでしまい通信が途絶えてしまうこともある。
なので一般家庭で使うには不向きといえる。

毎回言うが適材適所である。