10月某日、マウスが壊れた話。
11月に入り漸く…漸くマウスを直す作業に取りかかれた。
まずは、分解をしなければならない。
何度でも言うが、分解すること自体メーカー的に非推奨なので
行う場合は自己責任である。
さて、マウスには隠しネジというものが存在する。
一見ネジなど見当たらないが…背面にあるソール(マウスの滑りをよくする部分)の裏や
シールの裏に隠されていることが多い。
ここで適当にシール類を剥がしてしまうと、後々後悔するので丁寧に剥がそう。
今回私はダメ元の精神なので、ネジの部分のシールに穴を空ける形でネジを外している。
マウスにもよるが、ネジがプラスではなく星形をしている場合がある。
トルクスもしくはヘックスロープと呼ばれるネジの規格で、扱う際はそれに対応したドライバーが必要になる。
「マウスの名前+分解」と調べると、分解の先駆者達がいたりするので下調べをしておくと良いだろう。
そして、外したネジは無くさないように保管しておこう。
うまく分解できれば、クリック用のボタンの付いた基板を取外すことができる。
次は、このボタンを基板から外す。
ボタンは半田付けされているので、半田吸い取り線などを利用して
半田を除去していく。
この半田もうまく除去できれば、ボタンも取外すことができる。
半田ゴテは高温になる道具なので、取り扱う際は十分注意して使おう。
あとは、予め用意しておいたボタンを交換し半田付け、外した基板を元に戻しネジを締め、動作の確認ができれば修理完了だ。
今回、半田ゴテに苦戦した節があるので、近いうちにまた壊れる気がしている。
ただ、正常に動作しているのでヨシとする。
分解の手順や必要な工具・パーツと、直すにも色々と下準備が必要だ。
特に、パーツ類に関しては合う合わないがあり
最悪の場合、取り付けたところで動かない場合がある。
いくらダメ元とはいえ、勝ち目のない戦にはしたくないので、下調べ・下準備は大事だ。
余談だが、マウスの修理について調べていると「接点復活剤」というものがあるそうだ。
これを接点のある部分(スイッチやボタン)に塗布すると
チャタリング等の不調が改善される、らしい。
パーツに塗布するだけなので、失敗のリスクも高くなく
修理のハードルはかなり下がるだろう。
言うは易し、実際はうまくいかないことだらけ。
そこに小さなドラマがある…かもしれない。