ここ数日間はWi-Fiの設置を行っていた。
屋外での設置ということもあり、天候と相談しつつの作業となった。
時に、Wi-FiもといAP(アクセスポイント)と言う機器はLANケーブルと電源を必要とする。
PoEと呼ばれる技術を利用すれば、LANケーブル1本で済む場合もある。
それでもPoE自体にも電源が必要なのであまり状況は変わらない。
さて。
Wi-Fiを設置する場合、用意しなければならないのは
インターネットが利用できる環境と電源(コンセント)だ。
この2つが揃って初めてWi-Fiが使えるようになるが、屋外では都合良く揃っていることは少ない。
また、家など屋内であっても全体にWi-Fiを行き渡らせようとすれば、台数は増えるし台数分のケーブルを用意しないといけないので手間である。
そこでメッシュWi-Fiの登場だ。
機器同士が相互に無線で接続し、ネットワークを網目(メッシュ)状に繋げ広範囲をカバーできるという代物で
起点にこそネットの環境は必要だが、それ以外の場所は機器と電源があればWi-Fi環境を作ることができるのだ。
今までのWi-Fiでは、同じ家の中でも電波の良いWi-Fiに切り替えて使う場面が多くあるが
メッシュWi-Fiであれば、切り替える必要がなく、1つのSSID(Wi-Fiの名前のようなもの)でWi-Fiを使うことができる。
そして、機器同士の接続が不調で途切れたとしても、自動的に別の機器と接続する修復機能があるのでWi-Fiが途切れることは少ない。
ただし、家の中でも電波が届きにくい場所では効果がない場合があるので注意だ。
加えて、メッシュに対応した機器は比較的高価で、Wi-Fiを広い範囲でとなると台数が増えていくのでコストが嵩む。
ネット通販では2台組で販売していることもあるので、もし購入を考えるならそちらの方が良いだろう。
ケーブルもないのにWi-Fiが使えるなんて、不思議な感じがする。