カメラや動画の設定をしていると、必ずと言って良いほど目にする「fps」という単位
「Frames Per Second」の略のことで、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを表すものである。
そんなフレームレートのお話。
極端な話、動画というのは画像を連続して表示させるスライドショーのようなものだ。
これを踏まえて、日本のテレビは30fpsと決められている。
30fpsということは、1秒間を30フレーム(分割)にし その1フレームにデータを記録する。
なので30fpsの場合は、1秒の動画に30枚の画像を表示させることになり
そして、約0.03秒の間隔で画像を1枚ずつ表示させている。
そのためfpsの値が高ければ高いほど滑らかな映像になるが、その分データ量が増える。
120fpsだとすると、1フレーム約0.008秒…そこにHD以上の画像が記録されていくのだからデータ量は計り知れない。
テレビは30fpsと書いたが、映画は24fpsである。
実は映画も60fps(それ以上)で撮影することは可能なのだが、あえてしていないのだそうだ。
24fpsと60fpsを見比べてみると、60fpsの方は圧倒的に綺麗に見えるが現実味のありすぎる映像だったらしい
また、高fpsだと撮影用のフィルムが長くなりすぎるうえ、そんな長いフィルムは製造が難しいのだとか。
他にも24fpsである理由があるのだが、適材適所というやつで高ければ良いというものでもないのだ。
ちなみに、人間の目は22fps以上あれば「動画」と認識するが
それ以下だとなんか変だなと感じるらしい。
確かに、監視カメラの映像はカクカクしていてどこか焦れったい気分になる(私だけかもしれない)