Google Workspace for Educationを使うときに、まずはじめに”GoogleWorkspaceは「クラウド」を使ったサービスなので、利用するときはGoogleアカウントとログインが必要”
ということを知っておくことが大切ですね。
そして活用がすすんでいくとGoogleで作成したドキュメントやスライド、Formsやサイトなどを誰かと「共有」することになります。
ここで難しくなるのが、Googleのデータ「共有」という概念…
おなじみのOfficeとGoogleを『Aさんが作った資料を、BさんとCさんに配布したい』という設定で、比較してみましょう。
MicrosoftOffice Wordで作成した文書の場合。
Aさんが、BさんとCさんのメールアドレスに配布したい文書を添付してメールを送信する。
するとAさん、Bさん、Cさん、それぞれに別々のWordデータを持つことになります。
GoogleWorkspace ドキュメントで作成した文書の場合。
Aさんが、BさんとCさんのGmailアドレスに、ドキュメントの共同編集者として招待します。
するとAさん、Bさん、Cさんが、ひとつのドキュメントを共有することになります。
別々のデータとして編集したい場合は、それぞれがドキュメントを「コピー」をして使用することになります。
なぜ、このような違いが出てしまうのかというと…Googleで作成したすべてのデータには、もれなくURL(アドレス)が付いてくるから。
例えばドキュメントで作成したデータは、https://docs.google.com/・・・・・・のように。
Wordデータをメール送付する場合は、手紙を郵便で送るのと同じように、メールアドレスという個人の住所にデータを届けてくれるイメージです。
Googleの場合は、指定された会場に行って、メンバー限定チケットや顔認証で入場するイメージでしょうか…
作成したデータにアドレスが付いていて、Googleアカウントでユーザーが特定され、作成者から編集や閲覧などの権限を付与されています。
はじめの”GoogleWorkspaceは「クラウド」を使ったサービスなので、利用するときはGoogleアカウントとログインが必要”の意味が、さらに深まったのではないでしょうか…