ICT機器やネットワークのトラブルや不具合が起きたときに、どこに原因があるのか問題の「切り分け」を行っているだけで、ICT支援員が全て解決できる(する)わけではありません。
ICT支援員の認定試験やハンドブックにも出てくることですが、理屈は分かっていても実際の業務につながらない。
またはその逆で日常的に業務で行っていることなのに、理論的に説明できないといったこともあるかもしれません。
iPadの操作方法一つとってもICT支援員が全て理解できているかというと、私自身も100%すべてを網羅しているわけではありません。
例えば「Googleのログイン」にしても、使用する機器や端末、アプリ、アカウント、ネットワーク、使用履歴など…
様々な要因と組み合わせで、最初に表示される画面から違うこともあります。
なので、様々なパターンの操作手順を1から10まで知っているというよりも…
「〇〇のときは〇〇をする」といった対処方法を、知識と経験で積み重ねているといった方が現実的かも。
マクロとミクロの視点の切替えの早さが、問題の切り分けと対応の早さに比例している。
ICT支援員として、これからも実践をしながら検証を重ねていきたいと思うのでした。