赤軸青軸ピンク軸

決して、早口言葉ではない。
赤軸青軸とは、とあるキーボードの軸の話である。

 

先日、オフィス内のプログラマーな彼のデスクに見慣れないキーボードを見かけた。
目を引く水色のキーボードで、クジラのイラストがプリントされている。
なんなら光る、らしい。
聞けば「ネットで購入した」とのこと。
所謂、ゲーミングキーボードと呼ばれるもので、キーの打ち易さに優れるのが特徴だ。
最近のネットはそういうのも売っているのか…。

普通のキーボードと大きく違うのは、一つのキーとスイッチが独立して付いているところだ。
仮に故障しても、スイッチ単体での修理ができるほか
軽い力でキーを押すことができるため、手や指への負担が減る。

また、軸そのものに色が付いており、その軸によってキーの押し心地や音が変わる。
例えば赤色の軸なら、クリック感が少なく静音性に優れ、長時間のタイピングでも手が疲れにくく
青軸であれば、クリック感がしっかりしており、キーを押し込んだ際の反発が大きく、独特なタイピング音がする。

など軸によって特徴がある。

赤や青の他にも
黒・茶・銀・ピンク・緑・黄・オレンジ…などなどカラフルである。
とはいえ、キーを外さないと見えることはないのでキーボードの外観を損ねることはない。

 

一口にゲーミングキーボードといっても、その選択肢は幅広い。
軸以外にも、キー配列が違っていたり、テンキーの有無、キー入力の検知をセンサーでするか否かなど
拘ろうとすればキリがない。
一度は私も手にしてみたい一品である。

しかし、何故ゲーミングと名が付くと光るようになってしまうのだろうか。
無線タイプであろうが有線であろうが、やっぱり光る。
マウスも光る。
自分のデスクが勝手に光ってると思うと、なんともシュールに思えてくる。