AIイラスト…とは、AIが作ったイラストのことである。
AIが、インターネットにある無数のイラストデータから学習し法則性を編み出し、そこから画像を生成するというものだ。
画像を生成するときは、自分が生成したい文字列を入力するだけで良い。
「ラーメンを食べるハニワ」と入力するとそれっぽい画像が生成される、らしい。
ごくごく最近の、マニアックなお話である。
2021年頃、とあるサービスが(主にインターネットの世界で)注目を浴びた。
単純に架空のアニメ画像を生成するというものだが、顔や構図が崩れやすいという代物であった。
2022年の8月のこと
描き手によるイラストのクセを学習し、そこからイラストを生成するサービスが公開された。
このサービスが面白いのは、描き手を模倣するところだ。
例えば、「作品Aの作者が、作品Bのキャラクターを描いてみた」紛いなことができる。
そして10月になると、AIが描いたイラストか、人間が描いたイラストか
見分けがつかない程のクォリティを持つサービスが公開される。
ものの十数秒でイラストを生成するので、イラストレーターのお株を奪ってしまうのではという声もある程だ。
ただ、AIイラストには問題点が存在する。
とある作者がお絵かき配信をしている時、その画面を撮影しAIに学習させイラストを生成し
あたかも自分が描いたような発言をする者が出現した。
所謂、自作発言…盗作とも呼べる行為である。
AIにイラストを学習させるに当たり、誰かの描いたイラスト(著作物)を学習させる必要がある。
生成されたイラストを、自作発言、販売するのは、著作者の不利益となるので控えるべきとされる。
ただ、AIに学習させることをインターネット上では「AIに食わせる」という表現をするが
「食わせる」まではセーフという扱いを受けることが多い。
どこまでがダメという線引きがまだ無く、食わせた人の良心次第というのが現状だ。
いくらAIが凄くても、個人で楽しむ程度の域は出ない方が良いということだろうか。