前回 ICTとICF(1)で【ICF(国際生活機能分類)】は、生きている全ての人々を対象としており
構成要素の一つである『環境因子』には、ICTに関する項目も含まれる
とお話しました
『環境因子』は『背景因子』の一つ
『背景因子』=個人の人生と生活に関する背景全体(『環境因子』と『個人因子』で構成)
『環境因子』とは人々が生活し、人生を送っている物的な環境や社会的環境
人々の社会的な態度による環境を構成する因子
です
以前の記事
”コントロールセンターを出したいのに、iPadケースがジャマで操作しづらい…”
些細なことですが、私にとっては生活の中の一つの物的”障壁”になっていたのでした
(そもそもコントロールセンターって、簡単にアクセスできるようになっているのに
私の選んだケースがジャマな故に、操作自体が面倒になっていた…)
それが、アクセシビリティのAssisteveTouctという
機能を知っていて、設定ができて、実際に使える
この一連の流れによって、一つの障壁が解消されたわけです
(機能を知っている人に設定してもらっても良いですね)
アクセシビリティ機能も【ICF】と同じように
身体機能や健康状態、障がいの有無にかかわらず
全ての人が該当するという考え方を根底にもっていると
ICT機器活用の考え方が広がるのかもしれません
〇〇のために、〇〇ができない、だからiPadは使えない
こういった【ICIDH】的なマイナスの捉え方ではなく
〇〇するためにはどうしたらよいか?
なぜ〇〇なのか?など
【ICF】でいう身体構造や、環境因子、個人因子といった背景から
アセスメント(情報収集)を行い、支援を行っていくこと
環境因子の人的環境に含まれるICT支援員が
支援を行う際に、大切にしたいポイントだと考えています