PoEという言葉をご存じだろうか。
私もつい最近、なんとなく分かる程度になった技術のことである。
Power over Ethernet
これを縮めたものがPoEである。
簡単に言えば「LANケーブルで電力が供給できるもの」のことだ。
通信を担うケーブルといえばLANケーブルである。
そのLANケーブルで電力も扱える=LANケーブル1本で済むのでネットワークカメラなどの機材の導入に一役買っている。
新たにコンセントを作ることもなく、たった1本ケーブルを這わせるだけでよいので
お店の天井などに張り付いているAP(アクセスポイント=Wi-Fiの機械)にも使われていたりする。
もちろん、全ての機器でそんなことが出来るわけではなく、PoEに対応していなければ使う事はできない。
また、ただのハブ(ネットワークの分配器のようなもの)ではPoEを扱う事はできない。
こちらもPoEに対応しているハブやインジェクターでなければならない。
専門的な機器になってくると、通信だけの挿し口とPoEの挿し口の両方を持ったハブも存在する。
ちなみに、PoE対応ハブに、対応していない機器を繋いでも壊れることはない。
PoE対応インジェクターが立て続けに壊れるという状況に見舞われ
ソレに関わる人たちが皆「なんで壊れるんだろう」と昨年から首を傾げていた。
そんなインジェクターから電源の供給先を変え、ようやくソレが安定しそうな兆しが見え始めたので
その記念の記事である。