gifは正しくはジフと読む。
gifとは、グラフィクス インターチェンジ フォーマットの略で
web上に存在する、ロゴマークやボタンによく使われる画像形式のことだ。
png同様とはいかないが、gifもある程度背景を透過させることが出来るのが特徴だ。
そして、gifの最大の特徴といえるのが、複数の画像を重ねてアニメーションを表現することが出来るのだ。
数秒程度の動画ならば、gif形式で作ることで動画よりも容量や動作を軽くすることができる。
こういった動きのある画像は、かつてはFlashという仕組みが担っていたところである。
現在、Flashは無くなってしまったのだが、それ以前からスマホの普及とともに、Flashよりもgifを多く用いるようになった。
iPhoneがFlashに対応していなかった、というのが大きなところだろうか。
軽いのに動きをつけられるgifだが、良い事ばかりではない。
画質が荒い傾向にあるのだ。
もとよりgif画像というものは、表現できる色に限りがあるため
色数の多い画像をgif形式にすると劣化してしまう。
gifのアニメーションというのは、パラパラ漫画のようなものだと思ってもらえればいい。
パラパラ漫画が滑らかな動きを表現しようとすれば、当然ページ数が増える。
ページ数が増えれば増えるだけ、分厚くなっていくので、データ容量としては重たいものができあがる。
そこでgifは、表現する色を減らしたり、ページ数を減らすことで容量を軽くする。
そうすることで画質が荒くなってしまうのだ。
最近、apng=エーピング と呼ばれる形式が登場した。
アニメイテッド ポータブル ネットワーク グラフィクス を略したもので
簡単に言ってしまえば、画質の劣化がないpngでパラパラ漫画を作るのがapngだ。
ただし、劣化がない=表現する色を減らさないので画像のデータ容量は大きくなる。
データ容量が大きい物は、作る側にとっても見る側にとっても、ある程度の負担が存在する。
なにかがトコトコ歩く程度のアニメーションならば、gifの方が適しているだろう。
上位互換といっても、一長一短なのである。