久しぶりに、iPadの画面にではなく、ホワイトボードに線を書き込むなどをした。
伊達にApple Pancilを握ってはいないとも言うべきだろうか、頭で考えていたより手早く書き込むことが出来た。
ただ、その最中 (私としては)恐ろしい行動をとろうとしていた。
私がイラストを…線を描く場合は、もっぱらibis Paintを利用する。
彼是5年は遊びながらでも使い続けているので、基本的な操作は慣れたものである。
「慣れている」からなのか、ibis Paint上で行う操作を、現実の紙の上でやろうとしたのだ。
例えば、ピンチイン/アウト(キャンバスの拡大縮小)をしようとする。 やり直しボタンを押そうとする。
など、ホワイトボードでも紙の上でもやっても意味がない操作を、頭の中で考えているのだ。
紙をピンチインすれば紙がクシャっとするだけで何も起きないし、やり直しのボタンは存在していない。
当然の様にこういう行動をとろうとするものだから、私は戦慄した。
皆さんにもあてはまる事があるかもしれない。
スマホではない画面を拡大しようと、思わず画面に指を近づけたり
ボタンじゃないのにタップしようとしていたり…。
また、新しい技術の登場で、今はやらなくなったことは多くあるはずだ。
そのやらなくなった事を見つめ直すと、技術の進歩が浮かび上がるだろう。
アップデートされ操作画面ががらりと変わってしまっても、ヒトは慣れていくのだ。
当時は不慣れでも、使っていればいずれ染みついていく。
人はこうして適応するんだなと、面白おかしく日常を観察する。