下準備、下ごしらえ、はたまた仕込み
すべて事前に準備することをいう言葉ですが
この事前準備というもの、どの業界も言うようですが結構有用。
私が某所での作業を行う場合は、作業手順書(説明書のようなもの)に従って動きます。
それには、作業で何をやればいいかが事細かに書いてあるので、それを見ながらやれば間違いなしの代物です。
ただこれに 1から10従ってしまうと、時間を多く取られてしまうのです。
作業は「素早く」的確に済ませたい人にとっては、敵でしかありません。
そこで、素早く作業を行うために、問題が無い範囲で手順を入れ替えたり、一部省いたりします。
しかし、入れ替えたり省くといったことは、ある程度慣れがなければできない芸当です。
慣れていなくてもできる、素早く作業を行うための方法こそ事前準備なのではないかと私は思う訳です。
作業当日に、その場で機材を組み立てると時間を取られてしまうので、ある程度組み上げてから現地に持っていくとか
作業に使いそうな工具はなにかと考えながら鞄に詰めるだとか
開店前に魚を捌いて漬け置いておくだとか
ソースを作るため毎日8時間は煮込むだとか…
大体のことは、事前に準備をすることで、高速かつ効率よく物事を運ばせられると思っています。
ある時は、作業当日、現地に到着してから忘れ物に気がついて、焦る。
その忘れたものが作業にとって重要であればあるほど、作業が遅れる。尚焦る。
この悪循環。
またある時は、ハンバーグを頼んだら
店員が慌てて「ソース切らしちゃってまして、これから8時間は煮込むので
(料理を)お出しできるのは8時間後ですねえ」
なんて言われたら誰だって帰る。
そうならないために仕込む、事前準備をするのです。
まずは、自分で扱うモノの確認。
充電式の物は電池残量をみて充電しておく…
下準備と言えど、手間暇がかかってしまったりします。
それでも、準備の積み重ねも経験になり得るでしょう。
私の場合は、あの作業ではコレが無くてちょっと躓いたから用意しておこう
アレがあったらきっと便利だ…
と、持ち込む工具が増え、工具袋が膨れる一方です。
あまり下準備が生きてない。