ファイルシステムにしてやられる

とある日のこと、あるファイルをUSBメモリにコピーしようと試みる。
USBメモリは8GBのものでコピーするファイル容量は7GB

ドラッグアンドドロップでUSBにファイルをポン
容量ギリギリなので余裕でとはいかないが、すんなりコピーできるものだと思っていた。
PCの画面には「ファイルが大きすぎます」表示されている。

やっぱり容量がギリギリだったのだろうか?
確かにUSBメモリ「8GB」と銘打ってあっても、実際は大体7.45GBくらい「約8GB」というのが本当の容量である。
128GBのiPhoneでも、iPhoneをiTunesに繋げば大体128GBであることがわかるだろう。
とはいっても、大体8GBに7GBが入らないなんて…?
運よく、16GBのUSBを持っている人がいたので、中身をすっからかんにしてもらって借用
16もあれば十分だろう。
もういっちょドラッグアンドドロップするも、やはりダメ
ファイルが大きすぎますとのことである。
どういうこっちゃい。

これは何かあると「USBメモリ 大きすぎ」と検索。
答えはすぐに出た。
要は「ファイルシステムの特性上」入らないということだ。

 

ファイルシステムとはざっくり言って「ファイルを管理する仕組み」
仕組みの種類として FAT32・NTFS・exFATなどがある

 

この時扱ったUSB(というかほとんどのUSB)は「FAT32」というファイルシステムを使っている。
「FAT32」の特徴として、Windows・MacどちらのOSでも使え
一度に最大4GBまでのデータ移動・保存ができるというもの

 

その最大4GBの制限に引っかかってしまったがために
16GBのUSBメモリでもファイルのコピーができなかったのだ。

 

では解決といこう。
USBメモリのファイルシステムを「NTFS」に変えればOK
NTFSとは最大4GBのような制限がない(に等しい)が、代わりにMacOSでは使えなくなってしまう。
ファイルシステム変えるには、USBメモリをフォーマットすれば変えられる。
USBメモリをフォーマットして…7GBのファイルをコピー…できた。
NTFSか…覚えておこう。

それにしても16GBのUSBメモリがポンと出てくるとは思わなかった。
(ポンと出てこなかったらファイルシステムには気が付かなかった、が)

 

あ、メリークリスマス!