学校の”校務分掌”とICT支援員

校務分掌(こうむぶんしょう)という言葉を、ご存知ですか?
校務分掌とは https://ja.wikipedia.org/wiki/校務分掌
学校内における運営上必要な業務分担である。業務分担のために編制された組織系統を指すこともある。児童・生徒の生活・進路の指導や時間割の作成、保護者団体や同窓会など外部団体との交渉・調整などについて、それぞれを担当する分掌組織が中心となって業務を行う。(Wikipediaより)

学校の先生方が授業や学級運営、部活以外にも、分掌という”〇〇係り”的なお仕事があることを、私はICT支援員になってから知りました。たしか、ICT支援員能力認定試験の公式ガイドブックにも校務分掌について載っていたはず…

ICT支援事業の場合、学校の主な窓口は情報教育部の先生が担当されることがほとんどです。情報教育部の先生方は、学校ホームページの更新や学校に導入されているICT機器の管理、校内ネットワークやセキュリティに関すること、ICTや情報教育に関する校内研修の企画や実施といった役割を担当されています。パソコンやiPadなど学校に導入されているICT機器のことで何か困ったことがあったら、情報担当の先生(←イコール教科の情報を担当されている先生ということではない)といったところでしょうか。

最近特に思うのは、ICT支援員の業務内容がいわゆる場当たり的なトラブル対応だけでなくなってくると、情報教育部の先生だけでなく他の分掌の先生方との連携も必要になってくるということ。

今年は新型コロナウイルス感染予防といった観点で様々な行事でビデオ会議システムが導入され、リモート中継を実施したという学校が多くありました。そうなると情報教育部だけでなく、生徒会や学校祭などを企画される先生方との連携も必要になります。

特別支援学校の場合、特に肢体不自由の学校では自立活動部の先生方と、知的障がいの学校では生徒指導部の先生方と、といったように学校によってICT機器活用の実態も変わってくるので、連携のとり方も様々ですね(完全な縦割りでは、いずれ限界がやってくるという…)詳細はまた別の記事で書きたいと思います。