北海道の特別支援教育ICT活用の現場を見て

2016年北海道へ行った際に、北海道と鳥取県の教育委員会のご協力のもと、特別支援教育におけるICT活用の現場を見せていただいたことがありました。
札幌市近郊を中心に、3カ所の学校に行かせていただいのですが、そのうちの1校で出会った先生が本を出版されていました。
昨日、書店で見つけて思わず購入。普段は特別支援教育のコーナーには足を踏み入れないので、本当に偶然です(笑)

↓ 特別支援教育ONEテーマブック ICT活用新しいはじめの一歩 郡司竜平著

学校訪問時にはすでに実践されていた活用方法の紹介もあり、本当に長い間の実践と経験が詰まった本だと思いました。

2016年当時から、鳥取県の特別支援学校は校内Wi-Fiもあり、各学校にiPadが導入されていました。
北海道はというと…道内の面積の大きさや冬場の暖房費といった様々な事情があり、環境の整備が難しいため、先生方がiPadを持参したり独自で環境を構築したりと工夫されている様子でした。

その中でも特にこの郡司先生は強く印象に残っていたため、お名前を見て「あっ!」と思ったのです。
NHK for Schoolの特別支援にも、郡司先生のプレイリストがありますね。

↓ NHK for School おうちで学ぼう 先生が選んだプレイリスト
https://www.nhk.or.jp/school/ouchi/playlist_tokushi_april.html

iOSアプリ[Keynote]で教材を作成して校内の先生方で共有し、さらにその先生方が担当している子どもに合わせてカスタマイズし、改善改良されているという取り組みは本当に衝撃的でした。(当時の県内では絶対にありえない……と思った…苦笑)

本の中には活用の参考になるような実践事例が掲載されていますが、その背景にはたくさんの試行錯誤やご苦労があったのだろうな~と想像します。
あれから4年の月日が経過し、鳥取県内の特別支援学校でもICT活用がどんどん進んでいますよ!