学校でのICT活用推進に必要な考え方

先日、とある教育委員会の方から「学校でのICT活用を推進するために必要なことは何でしょうか?」と問われたことがありました。
そのときに代表が返した言葉は「先生自身がICTは苦手だ。子どもたちの方が器用に使いこなす。と、あきらめることです」でした。

iPadでイメージしてもらうとわかりやすいと思うのですが、学校はiPadの操作方法を教えるところなのでしょうか?そうではありませんよね。
今の児童、生徒たちのほとんどは、もっと小さいころから生活の中に普通にスマホやタブレット、通信機能を持ったゲーム機などがあり、日常的に触れてきているのです。
操作やのみ込みの早さでいくと、私たち大人は(年齢が上がれば上がるほど)今の子どもたちにはかないません。

なので、ここで変なプライドを出してしまうと”授業でタブレットは使いません!”という先生が、ひっそりこっそりと出現してしまう可能性もあり。
たしかに授業中に「せんせー、そんなことも知らないのぉー」とか言ってくる子どももいますよ…いますけどね…
大事なのは、先生自身が子どもたちの前でかっこよく端末を使いこなすことではなくて、授業の内容、何を教えるのか?です。
そして、広い意味で”記憶に残る授業”ができれば良いのではないでしょうか?

子どもによってはiPadの操作ができた!先生に褒めてもらえた!ということが自信に繋がり”iPadが得意”いうクラス内での新たな役割ができる児童、生徒もいますよ。