ICT支援員5年目にして思うこと

早いもので、鳥取県特別支援教育のICT支援事業がスタートして5年が経ちました。事業開始当初はiPadの基本操作やiOSアプリの紹介が主な相談内容だったのですが、今ではiPadだけに限らずパソコン、プログラミング、PC-Learning、情報モラルや著作権法、スイッチや視線入力装置などなど…対応する範囲も分野も拡大しています。

特別支援学校が対象なので、通常の教育現場のようなクラス単位のICT活用だけでなく、アクセシビリティや周辺機器の設定、端末や固定具の設置など、児童/生徒一人一人を対象とした支援が必要になってくるのです。

5年前になんとなく浮かんでいた”こうなったらいいな~”というICT活用のイメージが、ここ最近になって少しづつ現実化してきている状況。決して”ICT支援員が頑張ってお仕事しているからだよ!”というアピールではなく(汗)地域の方やご家族、本人、現場の先生方の取り組みや力が折り重なって、なるべくしてそうなった、時の流れで自然とそうなっていくよね~というところが大きいのですが…県内でも一つの大きなうねりのようなものが形成されていることを感じています。

鳥取県のICT支援事業がこの先どのくらい継続するかはわかりません。この先の”こうなったらいいな~”を近いところで見守ることができれば良いのですが…これからの動向、潮流も楽しみにしています。