QRコードの読み取り方 https://www.dreamonline.info/archives/1232
こちらの記事の最後に視覚障がい者用のQRコードというお話がありましたので、ちょっと音声コードについてご紹介します。
その前に、まず確認として。
視覚障がい者にとって文字情報を読むことは時に困難です。
では点字ならいいのか?
ここで注意しておきたいのが
視覚障がい者=全盲 ではない ということです。
そして全盲の方は必ず点字ができるということはありません。
視覚障がい者には大きく分けて「全盲」と「弱視」があります。
全盲は完全か、ほぼ完全に視力を失っている方。弱視は定義では両目の矯正視力が0.3未満のもの。ということになっています。
ちなみに学校教育法に掲げる視覚支援学校入学の目安とは
両眼の視力がおおむね〇・三未満のもの又は視力以外の視機能障害が高度のもののうち、拡大鏡等の使用によつても通常の文字、図形等の視覚による認識が不可能又は著しく困難な程度のもの
となっています。
さて、そんな視覚障がい者が情報を得る手段にはいろいろあります。音声読み上げや、触覚、振動など様々な手段があります。
そんななかでも音声コード(SPコードという言い方もあります)のご紹介です。
ちなみにこの音声コードは漢字を含めた活字文書を約800文字格納でき、マイクロソフト社製のワープロソフト「Word」に音声コード作成ソフトをインストールすることで簡単に作成することができます。
そして、視覚障がい者にとって最大の課題。それは…
どこにコードがあるかわからないということ!
これを解決するためにユニバーサルデザインとして、
「表面に音声コードが貼付された用紙には右横下に必ず切込を1つあける。」
「両面に音声コードが貼付された用紙には右横下に必ず切込を2つあける。」
というルールがあります。
そしてこれを読み上げる機械として「Tellme」というものがります。
詳細はこちらを御覧ください…
http://tellme.jp/index.html
なお実物は盲学校に行くと見ることができますよ。