一夜城と即時性

かの豊臣秀吉は、一晩で城を建てたと言う。
これを一夜城と呼ぶ。

仕組みは、予め周囲から見えない場所(山の中)に築城し、完成と同時に周囲の木を伐採するという寸法だ。
また、作りを簡素化しており言葉を選ばずに言うなら「ハリボテ」だったとされる

 

ネットにおいてもこの一夜城的な、ハリボテめいた現象がある。
例えば、見た目はいつも通りなのに裏側では何らかの処理をしている、動作の遅いタブレットやPC だとか
設定変更したのに、反映までに時間がかかるため表示の変わらないwebページ とか
充電100%だからとケーブルを抜くとバッテリーがガクンと減る など

見た目は問題ないけど実は…のようなことがネットの世界では多々起こる。
裏で何をやっているかが分からないというのがネットのお決まりで
大抵の場合は忙しなく動き回っている。

処理が複雑なものほど忙しなさが増すので、時折プツンとフリーズしたりする。
所謂キャパオーバーというやつだ。

 

即時性の求められるネットではあるが、時には生暖かい眼差しをもって待ってみてほしい。
たぶん、がんばっている。