2025年版ICT支援員から先生方に伝えたいこと

Google、MicrosoftOffice、Apple、Canva、Kahoot!、Padlet、FigJam、Goodnotes…
様々あるサービスを、学校で有効活用するにはどうしたら良いのか?
各学校の環境、児童生徒教職員の実態や状況に応じて、明確に”このサービスをこのように使って〇〇な教育を目指しましょう!”と伝えてくれて、尚且つ校内で活用推進と支援をしてくれる人がいたら良いですよね。
それがICT支援員やICTサポーターのお仕事と重なる部分でもあり、達成できればそれはそれは理想的なんですが、現実はICT支援員やICTサポーターの力だけで到達できるものでもない…

よくICT教育界隈で”ツールやアプリありきではダメ”というのが長年言われてきたことですが、これだけサービスやツールが増えるとその言葉の重みは年々増すばかり。
そのサービスやツールを使ってどこに向かいたいのか?を明確にして共有しなければ、ICT教育の迷路に迷い込んでしまいます。
スタート時から目的地が設定されている場合は、途中のルート変更も寄り道も簡単にできるのですが、ただ漠然と走り始めてしまった場合の軌道修正はなかなか大変だと思います。

教育においてスタート地点とゴールや目的地を設定するのは、ICT支援員でもサポーターでもなく先生方です。
目的地までのルートや手段について、様々な方法やツールを知っていて提案とサポートができるのがICT支援員やICTサポーターです。
この2つの専門性と役割が揃うことで、推進力がより高まると思っています。

ICTは覚えることがたくさんあって大変…結局何を使ったら良いの?とお悩みの先生方へ。
一度リセットしてから、もう一度”子どもたちに付けてもらいたい力は何だろう?””今必要なものは何だろう?”というところから目的地を設定してみてください。
その手段にICTの可能性があるのなら、支援員やサポーターにお話ししてみてください。
先生方のそのお話、語り、教育への熱意を日々心待ちにしているICT支援員より。